c.t. [ cum tempore クム テンポーレ ] と s.t. [ sine tempore シネ テンポーレ ] は大学内では必須の知識ですが、この他にも所々でラテン語 [ die Latein ラタイン ] の表現は使われます。
vice versa [ 逆もまたしかり] は、 英語では ヴァイス ヴァーサ と読まれますが、ドイツ語では ヴィーチェ ヴェルサ と発音されます。
pars pro toto [ パース プロ トト] は、文字通りには全体の一部ということを表し、実際には、比喩的な表現、を意味します。例えば、Stadtpfötchen の Pfötchen [ 肉球 ] 部分は、本来の意味はもちろん肉球ですが、実際に考えられているのは単なる肉球ではなく、肉球を持つ動物たちの総称としての意味で、肉球はその比喩として用いられています。つまり、Pfötchenはあくまでも肉球をもつ動物たちの pars pro toto です。
nomen est omen [ ノーメン エスト オーメン: 名は体をあらわす ] 。以前、メールの件名を常に Dringend! [ 至急 ] としてくる シュネル [ Schnell ] さんという方がいて、形容詞 schnell [ シュネル 速い ] からの連想で、まさに nomen est omen だね、とメールが来るたびに思っていました。
ラテン語ミニ知識、ちょっともっておくと便利です。
Sunt facta verbis difficiliora.
言うは易し行うは難し。
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