昨年の夏、お友達の結婚式への招待状を受け取った数日後のこと。招待客おすすめのレシピ [ das Rezept レツェプト ] を一冊の本にまとめて式当日に新郎新婦にプレゼントするので、いついつまでにお宅のおすすめレシピを A 4 一枚にまとめて写真つきで送ってください、というお便りが届きました。
家族会議の結果、というか、夫の猛プッシュの結果、最終選考に残ったのは
おでんと親子丼でした。
おでんと親子丼でした。
そして、最終的にレシピ代表となったのは、親子丼 [ das Oyako-don ] 。
私としては、おでんも親子丼もレシピがどうとかいうレベルではないのでは?という気持ちがぬぐいきれず、やや恥ずかしい気持ちを心に秘めていたので、式当日とりあえず招待客の中に日本人が私以外に誰もいないのを確認してほっとしたわけですが、ところが親子丼はドイツ人に大好評でした。
いまだに、あのレシピいいわよぉという連絡をもらったりします。ドイツ人がいいといっているので、本当に気に入ってもらえのねぇと理解しています。
思うに、お米におつゆ [ というか ソース: die Soße ゾーセ ] がかかっているというのがポイントではないかと。私はお米に焼き魚、納豆ご飯、ゆかりご飯が大好きなのですが、これらは大半のドイツ人にはどうも味気ないようです。
でも、親子丼をさお客さんに出す勇気はさすがにありません。お客さん用としては、ちらし寿司 [ おそらくはにぎり寿司との比較から das offene Sushi と夫は名付けています ] のように具がいっぱいのっかっているお酢ご飯のうけがいいこと確認済み。
ちらし寿司の場合、魚介ちらしと、ハムやそぼろなどを使った肉系ちらしと、半々でつくっておくと、なお安全です。