Dieses Blog endete am 28.01.2012. このブログは 2012 年 1 月 28 日 で終了しました。

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2011/02/03

正直ドイツ風

deutsche Ehrlichkeit [ ドイッチェ エァリッヒカイト ] といわれる、ドイツ的正直さ。類似性質として deutsche Direktheit [ ドイッチェ ディレクトハイト: ドイツ的直接さ ] があります。まだドイツに来たばかりの頃は、両方ともなんだか苦手でした。
Z. B. [ zum Beispiel : ツゥム バイシュピール: 例えば ] 、乾杯の際にグラスを合わせる時点で、私はすでに自分のグラスとその中身を見つめ、飲むという一瞬先の行為に身も心もとらわれているのですが、これはドイツではあまり好ましくないとか。乾杯の瞬間にはグラスなぞ見つめず、相手の目をしっかりみつめるのが礼儀だそうです。
でも、相手の目なんか見てたら自分のグラスと相手のグラスがちゃんとあたるかどうか確認できないし、万が一はずしちゃったらどうすんの、というのは無駄な心配で、グラスがあたるよりも、相手の目を正面からきしっと見て、自分すごい正直なのよ、とアピールすることが断然優先されます。話すときも同様で、会話中にうっかり日本風に目が泳ぐと、何でこの人こんなに怪しいのかしらと思われるかもしれない、とはいえ、これはやっぱり文化の違いかしらと気付いてくれる人もきっといるよね。
乾杯は、Zum Wohl! [ ツム ヴォール ] やProst! [ プロースト: Prosit プロージットの略 ] Cheers! [ チアーズ ] という英語表現も普及している様子。かんぱ~い、とか日本語で言うと案外うけます。

目を見てっていきなりいわれても最初はなかなかね。
も、Das ist Gewohnheitssache. 慣れだよね。
Keine Sorge. [ カイネ ゾーゲ ] 心配御無用。