faul と書いて、ファウルと発音します。
主な意味は、1. 腐った、2. 役に立たない、3. 不精な。
日常会話においては主に 3 の意味で、Er ist ein bisschen faul. 彼ちょっと怠け者よね、というように使われます。ただし、ドイツ語に日本語的な謙遜の風味を持たせようと望むことはきわめて危険で、うっかり Ich bin faul. 私怠け者なんですよー、なんて言ってしまうと、本人がそう言っているのだから本気で怠け者な人に違いない、と思われるので要注意。それでも一応言っておきたいという場合は、Ich bin nicht wirklich faul, aber ab und zu brauche ich eine Pause. 私本当に怠け者というわけではないんですけどやっぱり時には休養が必要なんですよね、ぐらいが妥当かなと。
fleißig と書いて、フライスィッヒと発音します。
主な意味は、1. 勤勉な、2. 念入りな、3. たびたびの。
日常会話では基本的に faul の反対語として、1 の意味で使われることが多いと思われます。調子に乗って Ich bin fleißig. 私勤勉なんですよね、なんて口にしちゃうと、ものすごい勤勉な人と思われて、あとからなにかと引っ込みがつかなくなるかもしれないので、私はいつも文頭に momentan [ モメンターン ] という便利な単語をつけ、Momentan bin ich sehr fleißig. 現在のところ私はとても勤勉です、という時限付き勤勉さをアピールしています。